【正直レビュー】BYU留学とモルモン教|信仰がない私が知っておきたかったこと

BYU(Brigham Young University)は、アメリカでも有名なモルモン教系の大学です。正式には末日聖徒イエス・キリスト教会が運営していて、信仰が重要視されている環境ではあります

でも、私は信者でもなければ、この教会について知っていたわけでもありません。そんな私が実際にBYU系列の学校に関わる中で感じたこと、事前に知っておくべきポイントをまとめてみました。

  • 🔍 モルモン教ってどんな宗教?

モルモン教(正式名称:末日聖徒イエス・キリスト教会)は、キリスト教の一派で、家族・奉仕・道徳的な生活をとても大切にしている宗教です。

世界中に1,600万人以上の会員がいて、アメリカの中西部(特にユタ州)を中心に多くの信者がいま

  • 💡 BYU留学で気をつけるべきポイント

1. 生活ルール(Honor Code)がある

BYUでは学生全員に「Honor Code(名誉規範)」の順守が求められます。これは宗教というより生活の基本マナー+倫理ルールに近いもので、例えば:

  • 飲酒・喫煙・ドラッグの禁止(コーヒーも含まれます)
  • 婚前交渉の禁止
  • 派手すぎない服装
  • 正直で誠実な行動

これは信者でなくても守る必要があるルールです。

2. 授業の始めに祈りがあることも

先生や学生によっては、授業の冒頭に短い祈りをすることがあります。これは強制ではなく、静かに目を閉じて聞いていればOKです。宗教的な圧は感じませんでした。

3. BYU学生の多くがモルモン教徒

周りの学生は多くが信者ですが、親切で落ち着いた雰囲気の人が多い印象でした。「信仰は強要しない」という文化があるので、宗教の話題が出ても、自分のスタンスを尊重してくれます。

4. 入学時にビショップとの面接が必要

BYU系列の学校では、教会のビショップ(地域責任者)との面接が求めらます。教会員でない場合でも、面談の必要があります。内容としては「Honor Codeを守れますか?」などの質問になります。

有料サポートではアポイントの取り方や面接について詳しくお教えいたします。

5. 宣教師が訪れにくる

特にプロボに住んでいると、宣教師と話をする機会があります。アパートにランダムにノックをしたり、街中や教会で話しかけられることがあります。それは非教会員だから起こる事ではなく、教会員にも同じようにあります。なので、変に身構えずに、英語の練習になると思って会話を楽しんだらいいかと思います。

  • 🌟 教会によるメリット

BYU留学を通して、モルモン教の文化に触れる中で、信者でなくても感じられるメリットがあります。実際に多くの留学生が「これは意外だったけど良かった」と感じているポイントを紹介します。

日本語が話せるアメリカ人が多い

教会員には、かつて日本に宣教師として滞在していた「帰還宣教師」がたくさんいます。彼らは流ちょうな日本語を話せる人も多く、困ったときに助けてくれる存在になることも。
自然な形で日本語+英語で会話できるので、言語交換や友達づくりのチャンスにもなります。


優しい人が多く、差別が少ない

BYUの学生は、誠実・思いやり・規律を大切にする文化の中で育っているため、初対面でもとても親切に接してくれる人が多いです
国籍や宗教を理由にした差別的な態度は少なく、留学生も安心して生活できます。


コミュニティがたくさんあり、馴染みやすい

教会や学校の活動は、「助け合い」や「仲間を大切にする」文化に基づいています。英語がうまく話せなくても、教会や学校、アパートでイベントを開催しているので、参加することで自然と輪の中に入れるのは大きな魅力です。

  • 🙋‍♀️ よくある質問(FAQ)

Q1. モルモン教の信者じゃないと入学できませんか?

いいえ、信者でなくても入学可能です。実際、非会員の留学生もたくさんいます。大切なのは、「Honor Code(名誉規範)」を理解し、尊重できるかどうかです。


Q2. 授業で宗教の話が出てきますか?

はい、一部の授業では聖書や信仰に触れることがあります。でも、宗教を「信じるように」言われるわけではなく、文化・価値観として扱われる感覚に近いです。


Q3. 未信者でも教会に行けますか?

はい、大丈夫です。教会は信者でなくても行けます。
日曜の礼拝(Sacrament Meeting)には誰でも自由に参加でき、静かに座って話を聞くだけでも問題ありません。英語のリスニング練習や友達作りとして訪れる留学生も多いです。

信仰を強制されることはありませんが、敬意ある態度と服装を心がけるのが基本です。


Q4. 宗教の授業は必修ですか?

学校によって異なりますが、BYUでは一定数の宗教科目が必須です。内容は教養的で、哲学・倫理・聖書の視点に近い授業もあります。


Q5. 服装や生活ルールは厳しいですか?

比較的厳しめです。派手な髪の毛や短すぎるスカート、過度な露出は禁止されており、夜遅くの外出や異性の部屋への出入りにもルールがあります。
ただし、安心で落ち着いた環境が保たれる理由にもなっています。


Q6. お酒・コーヒーも禁止って本当ですか?

はい、Honor Codeにより禁止されています。特にBYUキャンパス内や寮では注意が必要です。

  • ✍️ まとめ:モルモン教の知識より大切なこと

BYUへの留学では、宗教そのものを深く理解していなくても問題ありません。
大切なのは:

  • 「違いを尊重する姿勢」
  • 「ルールを守る意志」
  • 「素直な心で学ぶ姿勢」

です。

「宗教系だから不安」と感じている人ほど、BYUという環境に意外な心地よさを感じるかもしれません。

BYU系列の学校について詳しく知りたい方はコチラの記事をお読み下さい。

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